刹那主義至上主義

こいついつも推敲してないな

文句のつけようがないラブコメ1巻感想(ネタバレする)

タイトル買いして少しばかり積んでいたのだが、せっかく読書する習慣を作る事にしたので丁度この機会にと、読み進めた。

作品の内容で勝負してる事をアピールしているような挑発的なタイトルと、白を基調にしたシンプルな表紙絵が気に入って手に取ったこの本、読み終えてから本の裏見たら「お前を救い出す。世界が幾度終わろうとも。」っておもっきしあらすじを大にして書いていて拍子抜けした。表紙だけに。

いやーね、僕は、さていったいどんなラブコメが待っているのかと期待して読み始めたわけですよ。そんな世界の命運をかけた愛の逃避行が行われるなんて思わなかったわけですよ。終盤の泣き所さんで主人公に感情移入して叫びたくなるなんて思わなかったわけですよ。ちなみにラブコメディよりラブストーリーのが好きなのそこはよかった

 

作品の全面からヒロインであるセカイちゃんの魅力が伝わってきた。序盤の日常会話から所謂萌え萌えな「可愛いらしさ」を感じたし、後半は対称的に「愛おしさ」を感じた。この作品の登場人物はほぼ2人と言って過言ではないほどに、主人公とヒロインの二人の感情がこの作品の武器だと思った。後半の主人公が上条当麻のソレで、やっぱりラノベの主人公はこうでなくちゃと思いました。自分の正義、感情で走ってこそ主人公ってものですよ。

さて、では物語の展開に沿いながら感想を刻みましょうか。

序盤の二人の平穏なコメディパート、葉巻や酒のエピソードを似た文体で繰り返し書くのは面白かったです。予定調和って言うんでしたっけ?テレビで出川がイジメられるソレに似た感覚みたいな。あと、老い先短いってワードは鍵になっているだろうなと思っていたけどおんぶのくだりも終盤使われたのは驚いた。

物語の転換部分である仕事を見る場面。たくさんのセカイが「見ないで」と振り向くシーンは頭に容易に映像として浮かびあがってしまって恐怖を感じた。先ほどまで千年生きたとされる神の幼さのあるギャップ萌えがこのシーンの異常さを増幅させたと思う。怖かった。

そのあとの逃避行シーンはなんていうか書いてる人変わったのかと思うくらい超展開だったけど、バイクで彼女連れて遠くへ逃げるってのは男のロマンを感じたし、主人公の金持ち設定をここで活用しててうまいなというかよくやったなって感じしました。超展開だけど自然さというか、冷める事はまったくなく、熱い青春だった。

死ぬあたりのシーン、主人公の口数が多くなってそれとなく察しがついてきて読んでて悲しくなってきた。このあたりは二人の感情がぐいぐいきて読むのきつかった。でもラノベだからまだどんでん返しがある!って思ってた部分があって読めた。そしたら俺たたエンドで救われなくて発狂した。

 

つまりね、この作品になにが言いたいかって、俺たたエンドはないやろおおおおおおおおおお!!!!!!

 

 

物語が解決してなくてキレました。カタルシスがあるならまだしも、ループものでそれはないやろ?と思います。ループものの終わりは全部救ってハッピーエンドかカタルシスのある終焉ってもんやろ。そこだけはなんか腑に落ちない。続刊がある?知らんがな、1巻でまとめてくれ