刹那主義至上主義

こいついつも推敲してないな

きらきら星

 輝く星々は素敵だ。眺めているだけで心が突き動かされる。あちらへ向けて。こちらへ向けて。

 先日、きらきら星に接近する機会があった。きらきら星を見つけたのはとあるアニクラで、そしてぼくが接近できたのは、まあ言ってしまえば偶然の積み重ねによる。ぼくの勇気のなさと諦めのなさが重なって、彼と出会った。まあそういうわけなので、この展開はぼくの望んだ最善の展開というわけではない。というのも、ぼくにはもうひとつ接近したかったきらきら星があったからだ。だから欲を言えば、ぼくはふたつのきらきら星と接近したかった。
 まあそのことについてはあとで語るとして、まずはそのきらきら星に接近したときの話をする。

 彼のことをきらきら星と喩えたのは、彼と「綾奈ゆにこさんの紡ぐ物語は素敵」という話をしたことによるのだが(バンドリ、Mマスで)、彼がきらきら星であるということは事実だ。彼のまな板を片手に円盤を回す姿というのはぼくにはとても輝いて見えた。心の底からその時間を楽しんでいる、素敵な笑顔だった。
 綾奈ゆにこさんと言えば「フリップフラッパーズ」で、彼はフリップフラッパーズが好きすぎて未だに最終話を見られていないらしいのだが、まあそれはともかくとして、フリップフラッパーズで紡がれた「あなたは何がしたいの」というテーマは、今回ぼくが語りたいテーマと合致する。というのも、彼は戸山香澄のような夢へと突き進む推進力を持っていた(そこはフリップフラッパーズで喩えろよ~というツッコミ、分かります)
 彼はやりたいと思ったことを実行する人だった。こうして円盤を回していることも、旅行する趣味を持っていることも、実行しているから持っているものだ。彼には自分の突き進みたい道が見えていて、そしてそのレールの上をしっかりと走ることができていた。彼は、というか、きらきら星なる存在は、きっとそれができる存在を指す。だって最初に言ったもうひとつのきらきら星も、そういう人だから。
 彼はそれを「だってやりたいことができるのは学生のうちだから」と敬遠していたけれど、学生のみんなが自分のやりたいことをやって生きているわけじゃない。それは「理由あって望む人生を歩めていない」という悲劇を指しているわけじゃなくて「それができる環境にいるくせにやっていない」の方を指して。
 戸山香澄のように、彼のように、自分のやりたいことをやって生きている人って、きっと少ないと思う。いや、多いか少ないかという数の実際は分からないけれど、少なくともぼくはそうじゃない。やりたいことをして生きたいと思ってはいるけれど、それができていない。できていない理由は分かっていて、ぼくが自分に甘い人間だから。その推進力は自分で積み込まなきゃいけないということを知っているのに、心のどこかでだれかがぼくに燃料を積んでくれると願っているから。ここまで分かっていてそれでできていないのだから、本当笑える(笑って終わらせるな)
 やりたいことをして……言い換えれば夢を追いかけて、それで夢が叶わなければ、食っていけるようにならなければ結局生きていけないし意味がない、ということは世間で有り余るほどに言われているし実際に事実だけれど、そもそも夢を追いかけていなければ夢は叶わないということもまた、
事実だ。夢が叶う確率なんて分からないけれど、分からないって言葉は諦めるreasonじゃなくどこへでも行けるということだということは、かつてだれか先生が言っていたし、夢を追いかけている限りは夢が叶う可能性は0にはならない、∞のままだ。
 そういうわけで、自分のやりたいことをやる、ということはきっとなによりも大切なことだ。ぼくはこの度きらきら星に接近して思った。あの日、ココナを守ろうと戦うヤヤカの背中をカッコいいと思ったように。いい年こいたおっさんがアルミホイルを纏って全力でたけのこダンスをする姿をカッコいいと思ったように。

 

 ここで話を落として明日から黙々と前へ向かって突き進められればあぁなんて綺麗な話でしょうってことで片が付くのだけれど、ぼくはそんな綺麗な人間じゃないので多分そうならないんだよな。これまで何度こういう決意表明をしてきたんだよって話。いつも思ったこと感じたことが現実に反映されていない。おまえはなんでアニメ見てんだって話だよな、反映されていないぼくにアニメを語る資格なさすぎる。しんど。
 とは言っても、このきらきら星に顔向けできるような人間にぼくはなりたいから、結局頑張るしかないんだよな。どうこう言ってもやるしかないし、そしてやるのが正解なんだから、やるしかない。
 いやでもまー、一緒にご飯食べようぜくらい言えば良かったなー、いや、向こうに都合があるから無理なのは分かりきってることなんだけど、誘って断られるという形を残せばよかったなーって。まあ、いつか叶う日が訪れることを期待しましょうか、を推進力にしましょうということで落としましょうか。
 今回こそは行動に反映されてくれな、頼むわ、明日からのぼく。